7日間ブックカバーチャレンジ+ (「どくとるマンボウ青春記」北杜夫)

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 中学のときに英語塾に通っていた。
 先生は当時、京都のR大学の学生で、本人曰く、
「僕はノンポリ」
 勉強の合間に時事解説のように大学で起こっている学生運動の話をしてくださった。専門用語だけは覚えたが、中身はなにも理解していない。
 先生は登山家でもあった。
 新田次郎の「孤高の人」を勧めてくださった。
 ご本人も単独行のひとだった。
 北杜夫の「どくとるマンボウ」シリーズも先生に教えてもらった本である。
 旧制高校に憧れた。
「どくとるマンボウ青春記」には「禅の研究」「三太郎の日記」「愛と認識との出発」の3冊は高校生の必読書と書いてあった。中学生が次に目指すべき世界を示していた。
 高校生になって推薦された本は手にしてみたがほとんど理解できていない。
 北杜夫が没頭したマンの「トニオ・クレーゲル」もピンと来なかった。「ブッデンブローク家の人々」「魔の山」「ファウスト博士」もただ読んだだけだった。結局、ドイツ文学の方へ道は開かなかった。
 むしろロマン・ロランからユゴー、デュ・ガール、カミュを経てプルーストへの道が開き、トルストイ、ドストエフスキーからロシア文学への傾斜が始まった。

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