7日間ブックカバーチャレンジ ①(「次郎物語」下村湖人)

「毎日1冊、7日間。お勧めの本をブックカバーの写真をあげてFBに掲載しないか?」
 と友人から誘われた。
 流行っているらしい。

 コロナで外へは出にくいし、暇つぶしにやってみようと参加した。
 最初はあれか、これかと悩むのが楽しかった。
 5日目から真剣に考えた。

 結局、わたしがあげた7冊は、今のわたしを作った本になってしまった。
 しかし7冊はつらい。

 FBでは読んだ年齢と関係なく羅列したが、時系列で並べ直してご紹介したい。
 同時にFBでは諦めた本についても付け加えてみたい。
 はたして何冊になるのやら。
IMG_3387.jpg
 最初は小学校5年生か6年生のときに読んだ「次郎物語」だ。

 教科書に載っていた。面白かったので親にねだって全部を買ってもらった。当時の角川文庫で全5巻だ。今も手元にある。第1巻は昭和40年12月30日53刷とある。
 小学生に全5巻は長い。特に後半は難しすぎた。うっちゃったろう。
 里子でいじめられる次郎がかわいそうで読みたかっただけなのかもしれない。
 子どもは自分がいじめられる話に惹かれる。「路傍の石」「小公子」「小公女」「フランダースの犬」。映画でいえば「ウイーン少年合唱団」。主人公はみんな不幸だ。
 
「次郎物語」も中学生になり歴史を習い、繰り返し読むことで理解が深まっていったのだと思う。ファシズムが日本全体を覆いこむ1930年代に青春を迎えた次郎。彼の歩みに自分を重ねて読んだ。
 この小説に流れる倫理観がわたしに大きな影響を与えた。善悪の判断は今もこの本が源泉になっていると思う。
 のちに出会った友人たちが「次郎物語」を読んでいたと聞くと深い「縁」を感じた。

 最近、岩波文庫で復刊された。買いなおしてもいいかな。

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