「出雲と大和」をゆく ③~宮津のカレー焼きそば

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 宮津はカレー焼きそばで町おこしをしていると聞いた。

 ならば、行かねばならぬ。

 海の幸あふれる街へ来て、なにが悲しくて「お好み焼き屋」へ行くのか。
 とは思うものの、大阪の人間の性分である。
 カレー焼きそばが食べられる店を探した。
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 宮津と云えば細川氏である。細川氏は藤孝の代に伸びた。
 「国盗り物語」では伊吹吾郎さんが演じた。
 似合っていた。
 ちなみに火野正平さんはここで秀吉を演じてブレイクした。

  きっとこの辺が宮津の夜の繁華街であろうと思われる一角で、いかにも昔からやっていそうなお好み焼き屋をみつけた。
 「宮津 カレー焼きそば」と書かれた黄色い旗がひらめいている。

 中へ入るとおかみさんが、帰省したと思しき大学生3人を相手にお好み焼きを焼いていた。
 どうやら学生らが港でタコを釣ってきたらしく、それを具材にしてお好みを焼いている様子だ。

 こちらは、当初の目的どおりカレー焼きそばを注文した。
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 カレー焼きそばなんてものは、見た目でそうかどうかなど分からないが、こちらでいただいたものはプーンとカレーのにおいが香り、食べるとほんのりカレー味、という穏やかなものだった。

 神戸に「長田本庄軒」という店があり、ここが提供するカレー焼きそばは、ライスカレーにかかるようなカレールーが焼きそばの上にド~ンとかけてあるという素朴なものだが、それなりにおいしい。
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 また、三宮の老舗「まつば」のカレー焼きそばはカレー粉をまぶして炒めたものだが、これもなかなか美味しい。
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 カレー粉は入れすぎると苦くなり加減が難しいのである。

 神戸の店はどちらもスパイシーでカレー味が強いが、こちらのカレー焼きそばはまことにマイルドで意表をつかれた。

 このお店だけをもって宮津を代表するカレー焼きそばの味という気はないが、刺激を抑えたやさしいカレー味というのもなかなかおつなものであった。