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zoom RSS 「街道をゆく」をゆく〜仙台・石巻 @仙台ホテル

<<   作成日時 : 2016/05/28 23:32   >>

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 仙台に出張に行ったら
「是非、海岸の方を見ていってほしい」
 と東北大学の方に言われ、「語り部タクシー」をお願いして石巻、志津川に足を伸ばした
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 2年ほど前にも仙台、石巻は訪れている。
 仙台の復興はかなりなっていたが、石巻や女川は全くだった。
 阪神・淡路大震災は経験したが、東日本大震災には津波という要素があり、位相を異にした災害だったのだと強く感じた。
 1/17は見た目で分かる被害だったが、3/11は目の前にあるものを見ただけでは分からない被害だ。

 何もかもが押し流され、空き地が茫漠と拡がっている。
 ここに家がありました、と教えてもらわないと、被災地か空き地かが分からないのである。
 だから、必ず、地元の人の案内がいる。
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 仙台駅前には有名な空中回廊がある。
 神戸市も三宮駅前をこのようにしたい、と考えているようだ。
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 司馬遼太郎は「街道をゆく 26巻」の「仙台・石巻」編でこの回廊をほめていた。
 人工的な構築物を司馬さんがほめるのは珍しい気がして印象に残っている。

 司馬さんは駅前のホテルの食堂から回廊を観察し、向かいの丸善と思われる本屋で本を買ったりするのだが、今は駅前にそれらしきホテルがない。
 不思議に思っていたところ、震災の語り部タクシーの運転手さんに聞くと、司馬さんが泊まったホテルは「仙台ホテル」という老舗で
「今はない」
 という。

 廃業は震災とは関係がなく、経営難のため2009年に閉鎖された。
 159年続いたホテルだと聞いた。
 司馬さんがこの章を取材したのは1985年2月だ。

 司馬さんのこの章は書き直されることがないだけに、貴重な紀行文として残るだろう。


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