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zoom RSS 「薄桜記」〜丹下典膳とは?

<<   作成日時 : 2012/08/11 15:43   >>

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 安定感が違う。無理がない。運びがスムーズ。

 ベテランの手にかかるとこうも違うものかと感心する。

 「薄桜記」の脚本はジェームス三木氏。

 大河では「独眼竜政宗」に起用され、今でも最高視聴率を維持し続けている大家である。

 大河はあまり視聴率を気にしなくてもよいジャンルだと思うが、「平清盛」の大苦戦はスポーツ新聞のかっこうの餌食になっている。これは視聴率が悪いから取り上げられているのではなく、ドラマの水準が視聴者の目線と大きくずれているから視聴率を材料に叩かれているのではないかと思われる。

 BS時代劇「薄桜記」も大河同様、原作からはかなりずれているが、少しも逸脱が気にならない。

 これはドラマとして優れているからである。原作や史実と違うと目くじらたてるような話ではない。
 さらにいえば、原作がとばしてしまっている行間を、細やかに書き足しているあたりは大家らしい筆の運びと感心する。ベテラン俳優ものびやかに演技しているように見えるのは、わたしの偏向した目線ゆえか?
 紀伊国屋文左衛門のお大尽遊びなど江守徹さんならではのおもしろさではないか。
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 演出もまことにおもしろい。安兵衛をめぐっての浅野家自慢と上杉家自慢のシーンなどは見ていて思わず顔がほころんだ。
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 次回になると典膳は口入れ屋の用心棒へ身を落とす。今で云えば「派遣業」である口入れ屋稼業の白竿屋長兵衛が高島政伸。その妹おさんにともさかりえ。これで松の廊下事件のおふたりを除いて主要人物はほぼ出そろった。脇を固めるベテラン俳優の厚さに期待も膨らむ。

 旗本が用心棒にまで身を落とす。五味先生の原作では悲壮感が漂うのだが、山本耕史くんが丹下典膳を演じているとあまり悲劇と見えないのが可笑しい。

 山本くんにすでにまといついてしまった「居眠り磐音」のイメージがそうさせているのだろうと思う。

 あっちの世界でも町人長屋に住む用心棒もどきの仕事を楽しそうにやっておるから、どうも落ちぶれたイメージがわいてこないのである。
 丹下典膳という名は丹下左膳と鞍馬天狗の倉田典膳をかけあわせた名前ときくが、山本くんの丹下典膳には坂崎磐音の味がしみついておる。

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