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zoom RSS 「崇徳院」〜とくいネタ

<<   作成日時 : 2012/05/31 00:12   >>

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 「瀬をはやみ〜」

 大河ドラマ「平清盛」第9回。
 この歌を借りて鳥羽院ご子息誕生のお祝いを述べた佐藤義清。大胆な解釈で宴席を台無しにしたわけだが、「平清盛」の脚本家、藤本有紀さんは「ちりとてちん」の脚本も書いていた。

 「ちりとてちん」に登場したエピソードに落語の「崇徳院」があったことを覚えておられようか。

 落語の「崇徳院」は「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ」を軸に展開するお話。
 この歌は崇徳院の御製。小倉百人一首に登場する。
 今は一旦別れてもいずれはまためぐり合おうね、という決意を込めた歌である。とくに男女に限らない話として受け取れば、いろいろ用いる場所はある。
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 「ちりとてちん」では離散した徒然亭草若の弟子たちがまた師匠のもとへ集まってこようとするお話(第5〜6週目)のなかで使われていた。再集結の中心にいたのは青木崇高くんの演じる草々であったが、青木くんは今、「平清盛」で叡山の荒法師鬼若を演じている。この役はいずれ武蔵坊弁慶につながり、ドラマの後半にはもっと登場するはずである。
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 ついでながらこの「崇徳院」は「てっぱん」にも登場した。いつもむつかしい顔をしている駅伝くんが密かに聞いていたのがこのネタだったのである。おまけに演じていたのが「ちりとてちん」では草若門下の草原役の桂吉弥さんという念のいったものであった。いわばNHK・BKの必殺ネタか。

 さて、そんなことを書きながら「ちりとてちん」の録画を眺めていたら、思いがけないことに気がついた。

 藤原頼長(山本耕史)と徒然亭四草(加藤虎ノ介)の共通点である。
 四草という役は、いきがって悪ぶってクールに構えて皮肉屋。しかし芯は熱い勉強家という落語青年。加藤虎ノ介くんが演じていた。四草は「ちりとてちん」の第5週目からドロップアウトした弟子として登場する。
 もう一度徒然亭へ戻ってこいと説得をしにきた兄弟子を前に四草は師匠をののしる。ところがそのとき部屋で飼われていた九官鳥が「瀬をはやみ〜」とやるのだ。
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 口では落語は捨てたといいながら、陰では練習を続けていた四草。そのネタを九官鳥が覚えていたのである。兄弟子の前で熱い思いがまだ残っていることがばれて慌てふためく四草。
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 さてこの設定、「平清盛」にありますよね?
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 あれこれ「遊びをせんとや、脚本やってます」って感じ。

 こういうところに気づくとにんまりとしてしまうのであるが、あまりの内輪向けうけ狙いだけに、もそっと外へ出てこいよと思うのである。

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