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zoom RSS 「陽だまりの樹」〜適塾の物干し台

<<   作成日時 : 2012/03/04 17:26   >>

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 地元民ほど地元の名所には行かないものである。

 何度も前を歩いているのになんとなく訪れない旧跡もある。田辺聖子の「ほっこりぽくぽく上方さんぽ」を読んでいたら、こんな大家でもそうだったのかと安心した。おせいさんが適塾に脚を運んだのは上方紀行の仕事を引き受けた関係からだった。

 「陽だまりの樹」も制作が進んでいるだろうから、適塾も前人気で賑わっているのではないかと思ったが全く関係なさそうであった。
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 見学者は、出張のついでに寄りましたという風の司馬遼太郎ファンらしき中年男性と連れもってきた阪大生らしき若者2名だけであった。受付の女性もドラマ化には興味がなさそうで宣材もまるでなかった。

 手塚治虫の曾祖父、良庵の学籍簿が、そこだけ抜き出して貼ってある。
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 ドラマでの良庵役は成宮寛貴くんとあるが、まるで知らない俳優である。主演万次郎役の市原隼人くんも知らない。BS時代劇のキャスティングは、去年の「新選組血風録」でもそうであったがよく知らんクラスの俳優さん起用が多いのかしら。
 同じく4月から始まる舞台版の上川隆也(手恬ヌ庵役)、吉川晃司(伊武谷万二郎役)であればさすがに知っているのだが…。

 適塾の物干し台は塾生の憩いの場所であった。大阪の夏は暑い。塾生の寝起き、勉強する場は二階の三二畳の大部屋で、ひとり一畳が割り当てられた自分の持ち分。ここに三〇人ばかりがいた。とんでもない密度である。いっとき物干し台で涼むのが大変な楽しみだったようだ。
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 原作の「陽だまりの樹」の物干し台である。
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 真ん中でえらそうにしているのが福沢諭吉。「福翁自伝」があるのでこの時代の青春が分かる。「陽だまりの樹」も多くをこの本に拠っている。手塚良庵が失敗した逸話も詳しく紹介されているのが面白い。

  この物干し台で村田蔵六も酒を呑んだのかと思うととても親しみがわくのであるが、見たところ、ここへは屋根をそろりと伝い歩きしてゆくしかないのである。

 原作では最後まで登場する福沢諭吉と村田蔵六役。誰が演じるのかしら。

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