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zoom RSS 文藝春秋3月号「テレビの伝説」〜大河ドラマ編

<<   作成日時 : 2012/02/14 23:19   >>

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 今月の「文藝春秋」三月号は面白そうでつい買ってしまった。

 ひとつは「テレビの伝説」と題された特集。そのなかに「大河ドラマの50年」という一節があり、石坂浩二、松坂慶子、それにNHKの屋敷陽太郎氏が鼎談をしていた。

 以下、そこから抜粋。

【石坂】 大河ドラマって、やっぱり変えられないんですよね。歴史の通説から離れられない。努力をしているのはありありと分かるんですけど。
【屋敷】 私たち制作サイドからすれば、難しいところです。いや、変えたい気持ちはあるんです。
【石坂】 ぜひ伺いたい。
【屋敷】 ちょっとずつ変えているつもりなんですけど、全部ガラッと変えると、やっぱりついてきていただけないんじゃないかという怖さがあって。(中略)実は、戦国時代が一番やりにくいんですよ。もうありとあらゆる描き方をされていて、「信長はこうじゃなきゃいけない」という思いをもっている方がたくさん観ています。その中で少しでも新しい切り口を出そうとして描くと「あれは違う」という拒否反応が出るんですね。

 作り手のジレンマが伝わってくる。

【屋敷】 歴史上許されるなら、最後は大坂の陣の直前に江を大坂に行かせたかったんです。しかしあのときは、どうしても時間的距離的に江戸城から離れられないんですよ。切腹前の利休の家に忍び込むのは、物理的に近いから大丈夫だと思うんですが。
【石坂】 それはそうだよねえ。
【屋敷】 制作側としてはそういうバランス感覚も難しいところです。(中略)だから私たちは、時間的距離的に絶対会えないということがなければ、会わせていいと思うんです。

 そうだろうねぇ。かなり確信犯的にやっているものなぁ。最初のジレンマがあるから、「会わせていい」と考えたくなるのは手法としては分かる。「龍馬伝」はその連続で、おかげですっかり共感は失われてしまった。

 問題の本質は史実のねじ曲げにあるのではなく、もう少し上手にアリバイを作りなさいよ、ということなのだが…。
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 ほら、歌にあったでしょ。

「どうせ、わたしを騙すなら、騙し続けてほしかった」って。 なかったっけ?

 その点、「天下御免」とか「天下堂々」はすごかったよ。

 そうそう、この鼎談の真骨頂は、松坂慶子にあると思ったがどうか?この三人のキャスティングを考えた文春の担当者は非常にうまいね。

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