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zoom RSS 坂の上の雲第3部〜「日露大戦争」を超えた「千と千尋」

<<   作成日時 : 2011/12/04 00:20   >>

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 いよいよ「坂の上の雲」も第3部である。

 完全勝利とまで云われる「日本海海戦」。こういう表現には弱い。いかんこととは思いながらついつい血湧き肉躍る。

 普通、「完全な」勝利などない。ここで完全勝利とまで錯覚したために日本人はどうしようもないところまで自分を追い込んだ。言わば、間違いの始まりともいえる「日本海海戦」であり、日露戦争である。司馬さんはそれを「日本人はリアリティを失った」と言わなかったか?


 日本初のシネマスコープ映画である「明治天皇と日露大海戦」(1957年)は、日本の映画興行史上の大記録を打ち立てた空前絶後の大ヒット作で、観客動員数は1300万人だったという(2000万説もある)。昔から日本人は、ロシアに勝った日露戦争が好きなのだ。借りて見てみると、今まで断片的にみてきた戦争映画や戦争ドラマの様々なシーンが、ここがオリジナルかと思うほどふんだんに登場する。

 ちなみにNHKはBSシネマで「二百三高地」(12月12日)も放送する。さだまさしの絶唱「防人の歌」が登場する日露戦争モノの映画である。ここでは伊藤博文を森繁がやり、山県は神山繁である。御前会議で並んでいる順番が同じというのが面白い。
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 このとき乃木は仲代達矢が演じた。ドラマ「坂の上の雲」では柄本明である。司馬さんの描く乃木であるから愚将乃木か。
 柄本明がどう演じるのかは実に楽しみである。
 「明治天皇と日露大海戦」では林寛が乃木を演じた。印象にない。
 「二百三高地」における仲代の乃木が強烈すぎた。
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 仲代の乃木は、ストイシズムのなかに人間味をときにこぼつ凡将であったように記憶する。「二百三高地」は映画そのものが反戦モノであるから、乃木を名将としては描けない。どちらかといえば司馬さんの影響を受けている。

 このような乃木愚将観に真っ向から疑問を呈したのが古川薫さんの「斜陽に立つ」であろう。この小説は毎日新聞の日曜版に2006年から2008年にかけて連載されていたのだが、司馬さんに対しては辛辣だった。司馬史観といわれる司馬さんの捉え方に対しては多くの批判があるが、一番、辛辣なのはこの小説ではあるまいか。
 「司馬さん、後付けの知識であなたが乃木を批判するのは如何なものか?」と古川さんは史実を拾いながら物語を書く。「殉死」或いは「坂の上の雲」を横において読み比べていただければ興味深いと思う。

 ところで「明治天皇と日露大海戦」の記録をを塗り替えたのは「東京オリンピック」で1950万人だとか。しかしその「東京オリンピック」も「千と千尋の神隠し」の2350万人に抜かれる(ウィキペディアのデータだからどうかしらね)。

 国民的アイデンティティの確かめられる「日露戦争勝利」や「東京オリンピック」のようなサクセス・ストーリーを乗り越えたのが宮崎アニメである、というところが、今どきの日本人である。

 最近は「坂の上の雲」の録画のし直しとダビングのために休みは忙殺されている。
 論評どころではないのである。

 DRで焼き、HGで焼き、DVD-VRにも落とす。DVD-VRにまで落とすのは静止画取り込みのためである。こうしないと静止画取り込みが出来ないのである。著作権保護も行き過ぎではないか。家電メーカと著作権団体は、よってたかって地デジを扱いにくいメディアにしてしまった。

 最近は、市販の映像ソフトも静止画取り込みの出来ないBlu-ray盤を買わなくなった。DVD画質でも十分なのである。そのDVDですら、ソフトがわざわざ使いにくくして静止画取り込みの邪魔をしている。
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 写真はCorelのWinDVDの取り込み場面であるが、取り込むシーンを選ぶ画面の上にリッピングの結果が重なるのである。これではあてずっぽでボタンを押すしかない。取り込みをわざわざ邪魔するように作っているとしか思えない。笑止千万。まったく、自分で自分の首をしめてどうするのか?

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