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zoom RSS オーケストラで描くヒロインたち

<<   作成日時 : 2011/09/25 10:09   >>

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 今年も聴いてきた京響の大河ドラマシリーズ。

 会場も去年と同じ兵庫県芸術文化センター・KOBELCOホホール。
 この大きな会場が毎年満杯である。根強い人気を確保している。

 今年のテーマは「オーケストラで描くヒロインたち」で、江と篤姫にからんだ大河のメーンテーマが演奏された。
 「秀吉」「黄金の日々」「天地人」「江」、それに「龍馬伝」「徳川慶喜」「篤姫」だった。
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 最初にもってきたのは「その時歴史が動いた」で、これには意表をつかれた。見ているときは、映像と松平アナの声に隠れ、かっこよくトランペットのファンファーレが聞こえてくる部分しか印象に残っていないのであるが、全曲聴いてみるとなかなか格調高く作曲されている。谷川賢作氏の作曲とか。同氏については全く知らない。

 去年と重なった曲は「天地人」「龍馬伝」「篤姫」の3曲。「龍馬伝」では去年と同じ馬場菜穂子嬢が登場した。今年は席がステージに近かったのでその美貌がはっきりと見えた。それにしてもこの「龍馬伝」。去年もそうだったが、音の塊がボカンボカンと始終爆発しているので主旋律が捉えにくく、広上先生にしても扱いにくい曲なのではないだろうか。いや、そもそも主旋律があるのか?あるようには聞こえるのだが。

 広上先生の歴史への造詣の深さはかなりのもので、その語り口の達者さも含め聴衆を楽しませてくれる。
 秀吉や三成への評価など、よく歴史を知っていないと出てこないような話をされる。とりわけ、面白かったのは湯浅譲二作曲の「徳川慶喜」に話が及んだとき。先生はこのタイトルバックで流れる映像が「JIN〜仁〜」のタイトルバックとよく似ていると指摘しておられた。
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 まことにその通りであって、先生、かなりテレビも観ておられる。

 「徳川慶喜」は全編、暗いトーンで覆われた曲で、途中、わずかに救いのような明るい曲想に変わるのだが、一瞬のうちにそれも打ち消されてしまい悲劇的に終わってしまう。好きな曲ではないし、人気もなさそうなのだが広上先生はよくこれを取り上げた。
 後半はベートーヴェンの7番。去年は「運命」でこの選曲は分かったのだが、今年の7番は「どうして?」と思っていたら、「江」が理由で上野樹里嬢が主役を演じているのに関係づけてという解説だった。「のだめ」繋がりである。

 その7番の演奏は実にオーソドックスなもので、あれこれいじらず、堂々としており、この水準でベートーヴェンが聴ける、京響をもった京都の人は幸せである。

 ただ、大河のメーンテーマはまだまだ追い込む余地が残っていると思う。大河を演奏していた第1部では、最初、席の関係で音が揃わないのかと思っていたのだが、7番ではそのようなことは全くなかったので、大河についてはまだ自家薬籠のものとなっていないということだろう。

 N響以上に大河を十八番にするオケにも、なっていただきたいものである。
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 そうそう、広上先生の指揮を見ていて「のだめ」に出てくる「片平元」という指揮者。なんだか広上先生をイメージして造形されたような気がしたのであるが…

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