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zoom RSS 「よみがえる大河ドラマ」〜「離縁せよ!」

<<   作成日時 : 2011/04/30 08:16   >>

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 大河ドラマ「樅の木は残った」を見ながらため息が出た。

 ゲストの平幹二朗が語ったように、台詞や動きの少ないドラマは演じる側が難しい。表情、仕草、間、といったものが問われるからである。しかしそれらが巧くいったときの余韻は長く引く。この余韻が視聴者に多くのことを感じさせる。ドラマとしても動きの少ないこの作品、地味だが重厚な作品に仕上がっている。

 昭和45年放送。わしは高校一年生だった。見てはいたはずだが、性に合わなかったのか筋はほとんど覚えていない。ただ栗原小巻はこの作品で知った。狂気をはらんだあの眼にいかれて、わしはコマキストになった。コマキストとサユリストを敵に回した平幹二朗は立派だ。うらやましい。そうそう、この作品に近藤正臣が出ていたのは知らなかった。総集編のつらさで、筋の流れに関係なく登場したので位置づけがよく分からなかった。

 一方、「竜馬がゆく」は機関銃のように台詞がポンポン続く。俳優さんはさぞ大変だっただろう。すごい速度で激論を交わしている。これは演出家、和田勉の癖?多量の台詞を高速度で交換しながら、それでいて小気味良いリズムがちゃんとある。土佐勤王党でやっていた議論は学生運動での討論会に似通った部分がある。武市半平太と吉村寅太郎のやりとりは放送された時代相を彷彿とさせる。この回のテープが残っていたのは偶然なのだろうが最終回が見たかった。

 記憶違いでなければ竜馬は今際の際に「おれは脳をやられている」と言ったはず。ここは司馬さんの原作通りだった。こども心に、脳を斬られても、会話が出来るのかとひどく驚いたから、よく覚えている。ちなみに「龍馬伝」は「わしはこの命を使い切れたか」であった。あらためて録画を見直した。

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 「天と地と」では若き石坂浩二が活躍する。武田信玄を好きになれなかったのは最初に上杉謙信を描いたこのドラマをみたせいだろう。しかし印象に残っているのは宇佐見定行役の宇野重吉であり、謙信の姉とも母とも思えた有馬稲子だった。久々にみた宇野重吉。台詞が少ないのが残念だった。寺尾聰がほんまに父親に似てきたことに驚かされた。その寺尾聰は「国盗り物語」の家康役がよかった。

 ちなみに謙信としては「風林火山」のGacktがはまりすぎるほどはまっていて、今後、このイメージを払拭するのが、わしにはなかなか難しい。

 今のドラマは説明のための台詞や絵解きのような解説が多すぎる。これがくどい、と思っていたが、初期の作品を見ていても、抑制はされているが、そこそこある。テレビというメディアの宿命だろうか。とにかくテレビはお節介が過ぎる。もっと演技や視聴者に任せればよいのに。

 大河は50作の間に随分と紆余曲折を繰り返してきた。滝田栄が演じた「徳川家康」を境に現代路線に転換を図り、わしから言わせれば「ずっこけた」。その後「独眼竜政宗」で先祖返りをして成功をしたが、半年シリーズにしてまた「ずっこけた」。「八代将軍吉宗」から軌道修正を図って本家筋に戻ったかと思えば「利家とまつ」から勘違いが始まり、今やっているのはコメディか。

 こんな文句ばっかり書いているから先日の「江」の題は、
 
 「離縁せよ」

 だったのかしら。

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