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zoom RSS 「千住明の聖地学」〜高野山、熊野古道経由で「風林火山」!

<<   作成日時 : 2011/02/25 19:13   >>

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 「千住明の聖地学」を見終えた。

 わしには、なかなか役に立った番組である。

 なぜ千住明氏の起用なのかも分かった。番組としては、これでひとつ曲を作ってもらうという企画だったのだ。作曲のインスピレーションがどこから湧くのか、それは素人の身には悲しいかな、分かりはしないが、氏が歩いた出羽三山、熊野古道、高野山のうち、あとのふたつは「是が非でも行かねばならぬ」と決めていたところだったので大変に重宝した。

 「50歳を超しまして何か日本人の心のようなものを感じられる気がした」

 と、千住氏は高野山無量光院のご住職に語っていた。

 あぁ、わしにも千住氏のいうことはよく分かる、

 のである。

 50歳を超えて、これまで仏教にも寺院にも神社にも茶にも生け花にも興味がなかったのが、急に知りたくなる。今まで日本の歴史や文化を脇に追いやってきたが、そろそろ、そういう世界を知ってもよいのではないか、この年になれば少しは理解出来るようになったのではないか?と思うようになってきた、ということだろうと推察する。去年だったか、ふらりと高野山へドライブに出かけ、奥の院を歩き、小学生のときに行った林間学校での思い出に浸った。泊まった宿坊の廊下には駕籠がぶら下がっており、学生さんが怪談をしてくれた。今度、来るときは宿坊で泊まってみたいものだと思っていたのである。

 一方、熊野古道といえば、その昔、大学生だった頃に、日本史のゼミ旅行はそこだった。40年近く前の話だからまだ道も整備されていなかっただろう。学生が帰ってくる度に「山道がえらかったわ〜」とぼやいているのを聞いた。日本中世史の戸田芳実先生の選ばれた目的地だったと思うが、今から思えば参加をしておくべきであった。後悔先に立たず、である。碩学に案内してもらいながら、現地で熊野信仰の話を、交通費だけで聞けたなんてうらやましい限りである。わしの恩師は「社会へ出て如何に自分が勉強をしてこなかったかが分かったら、大学を出た値打ちはあるのだ」と慰めてくださったが。

 「街道てくてく旅」

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 シリーズで続くこの企画は面白いものだが、熊野古道編で初めて全編を見た。知的な意味での啓蒙性は低いが、そんなことより旅人と街道筋の住人との触れ合いに心が洗われる。起用している旅人がアスリートだけ。体力重視のキャスティングが面白い。実際、熊野古道(全長650キロ)を歩いた元・プロテニスプレーヤー、森上亜希子さんは膝の故障が克服できるかどうか、不安を抱えながらの道中だったと最後に話している。きつい仕事であろう。土日を除く毎朝、生中継だから、雨だって歩いているもんねぇ〜。わしも全編生中継を録画した上、総集編まで録画した。

 今年はまず熊野古道をほんの触りだけ知ろう、つまり、ちょっとだけ歩こうと思っていたところへ「千住明の聖地学」で熊野古道をやってくれた。ありがたや。「街道てくてく旅」は長すぎて、録画を見ながらどっか楽そうなコースを探そうとしても見当がつかず、途方にくれていたのだ。

 発心門王子から熊野本宮神社の7キロが千住明氏の選択した道。距離も適当であるし、見晴らしのよさそうな道である。なにより、千住氏が見つけた丸太を数本束ねただけの木のベッドを見つけて、仰向けに寝転がって空を見てみたいものである。

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 「西洋音楽を使いながら、声明のように、自然の中に吸い込まれてゆく音楽を作りたい」
 と千住氏は語った。

 その千住氏の作曲した曲は「五大」の考え方をモチーフにしている。「五大」とは「地・水・火・風・空」の五大主要元素を意味する。この五大種については、かつて東寺を見学したときに、五重塔がこの要素を含意していると聞いた記憶があるのだが、メモを繰っても字が汚くて判別しがたい。

 間違っていたらごめんなさい、である。

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 そうそう、第三回の高野山編でうしろに流れていた曲が「風林火山」の劇中音楽であったことに気づかれただろうか。それと千住氏の宿泊した無量光院という宿坊は上杉謙信ゆかりの宿坊であったらしい。

 ということで調べてみると、「風林火山」でGackt謙信が高野山で勘助と斬り合いになった箇所(第42回「軍師と軍神」)、ここに無量光院が堂々登場するのであった。

 一本、筋が通った放送である。

 

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